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ちょっとした事が大事(カーブ縫い代処理) 

ほんの少しの事をするかしないかで仕上がりに大きく影響する事もあります。
ツイッターでも呟いたのですが、プロの仕様やコツっていうのは
高度な技術ではなくそういうちょっとした事を手を抜かずにやるかどうか
という些細な事だったりします。

量産には量産の仕様やコツ、オーダーメイドやハンドメイドにはそれらの仕様やコツが
あり一概には言えませんけど。

ハンドメイド商品なら尚更、手を抜いたらダメな箇所で手を抜くと
「趣味の延長上感」が出てしまうと思います。
そうなると「これでこの値段?」と思われてしまいかねません。

今回はカーブの縫い代の処理についてです。
帽子を作っていたので帽子作製過程での写真を使ってます。

作っていたのは接ぎのある帽子(8枚接ぎキャスケット)。

カーブ縫い代処理1カーブ縫い代処理2
クラウンを縫い合わせた後に縫い代を割りステッチをかけていくという一般的な手順。
(ある程度縫製に慣れているのでアイロンで割らずに直接ステッチをかけています。)

縫い代をそのままにしてある方は生地端(縫い代外縁)がビロビロと波打っています。
縫い代を少しカットした方は波打ちがかなり抑えられています。
だから何?カットしたからって何が違うの?カットとか面倒くさいと思われる方もいるかも
知れませんが表から見ると一目瞭然です↓

カーブ縫い代処理3
表に返すと縫い代未処理の方はベッコベコになっています。
どうしてこうなるかというと

カーブ縫い代処理4カーブ縫い代処理5
画像内での説明の通り、縫い代の外周余りである波打ちが表に影響するからです。


カーブ縫い代処理6カーブ縫い代処理7


また縫い代カットの他にももう1つ解決方法があります。
それは「縫い代への切り込み」です。
カーブ縫い代処理8
切込みを入れてアイロンで縫い代を割りステッチをかけるのですが洋裁になれた方なら
ステッチかけた後に切り込みを入れるなど順番は別にどうでもいいと思います。
どこまで切り込みを入れるかも自由ですがギリギリまで切込みを入れる場合は
縫い合わせの糸を切らないように注意です。
ステッチをかけず縫い代を割るだけなら尚更この縫い代切り込み処理は重要です。


カーブ縫い代処理10カーブ縫い代処理11
カーブ縫い代処理9
縫い代への切り込み処理が一番綺麗に仕上がっていると思います。


切込みを入れると縫い代がどうなるのかというと・・・
カーブ縫い代処理15
こういう事ですね。

カーブ縫い代処理16カーブ縫い代処理17
処理後の切込みが見えにくいですが見事に波打ちが解消されています。

ちょっとしたこの一手間、あなたは惜しみますか?惜しみませんか?
私は惜しみません。
※あくまで今回の縫い代処理方法は裏布がつく場合です。

なぜなら過去の記事でも書いたように仕上がりの悪さから来る
「それ手作り?」
という言葉を貰いたくないから。


ハンドメイド商品は量産品と違い手間がかかります。そして上記のような
見えない工夫もされています(ハンドメイド商品の全部がとは言いませんが)。
価格だけで見ると量産品に比べ高いかも知れませんが、この目には見えない技術が
入っている事も忘れないで頂けると幸いです。


かくいう私もまだまだ勉強する事は沢山ありますのでこれからも頑張ります。


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janre: 趣味・実用

Posted on 2014/05/23 Fri. 16:12  edit  |  tb: --  cm: 0  

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