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コーティング剥がれの要因 

前記事で書いてた合皮縫製時に発生した、針穴周りの表面コーティングの
剥がれについて他の要因が分かったので追記的に。


一言で簡単に言うと「押さえ」が一因でした。


というのも、合皮のほかにエナメル生地の試し縫いも並行していて
エナメルから合皮の縫製に変える時に押さえを替えるのが面倒で
ウォーキングフットのまま合皮を縫ったところ、今回の発見に至りました。


まぁ、とりあえずコレ見てください↓
ミシン針角度1 ミシン針角度2
左がウォーキングフット、右がテフロン押さえ。
テフロン押さえ、めちゃめちゃ斜めっとるがな。

この事を発見してようやく合点がいきました。

ミシン針が生地に対して垂直に刺さらないという事が一番の要因かと。


①生地に対して斜めに針が刺さる事の問題
②何故ウォーキングフットとテフロン押さえでこのような違いが出るのか。


まずは①から
ミシン針角度3
・垂直に針が刺さる(左)
 針穴面積が最小(針の断面直径)になり、針が刺さる瞬間に針穴周りの生地に対し
 均等に力が加わる

・生地に対し斜めに刺さる(右)
 斜めに入る事で刺す要素に削る要素が入る。また斜めに入ると針穴が針の
 断面面積より大きくなる
 
 *これに関してはコチラをどうぞ
 http://takosukefashion.blog61.fc2.com/blog-entry-88.html
 (このブログ内の別の記事です)

イラストは分かりやすいように簡素・極端に描いてますが

本当は斜めに入るとどういう状況になるのか細かく書きたいのですが
とんでもなく長くなるのとイラスト描くのが大変なので割愛。

②押えの違い

テフロン押さえ
テフロン押さえ1 テフロン押さえ2

ウォーキングフットの写真は都合により撮れなかったのでありません。


この2つの押えの違い
テフロン押さえとウォーキングフット1
ウォーキングフットは背面に装甲に近い部分がついていますが
イラストでは省略して押え部分のみ描いてます。


テフロン押さえとウォーキングフット2
*ミシンに取り付けた状態での比較です

テフロン押さえは手でグリグリやると前後左右に動きますが、
ウォーキングフットは手前側が少し上に上がる程度で殆ど動かせません。

これはテフロン押さえが押えホルダーに取り付けるタイプで
ウォーキングフットは針棒に直接取り付けるタイプだからです。

他にも片押さえなんかも針棒に直接取り付けるタイプですね。
だから写真のように生地の厚さに関わらず水平を保っているのです。

ミシンにもよりますが普通の押さえで固定ピンがついているものがありますが
あくまで縫い始めだけだけなので少し縫い進むとカチッと固定が外れます。


この「押さえ」が今回のコーティング剥がれの一番の要因だと思われます。

次いで問題なのが前記事の通り「針」。
針と同様に要因となりえたものがもう1つ。

それは「合皮の製造方法」。


今回使用している合皮は「湿式合皮」なのです。
詳細は長くなるので書きませんが、とにかく乾式ではなく湿式の合皮
というのも要因になっていると思われます。


本皮と合皮についてちょっと詳しく調べてみたら
レザー用のミシン針って本皮にはいいけど合皮はそんなに向いてないんじゃ
ないの?と個人的に思いました。

しかも表面のコーティングは千差万別。表記はポリウレタン、PVCになってますが
同じポリウレタンでも物によって質(感)が全然違います。



大まかに言うと「押さえ」「針」「生地組成」の3つの組み合わせの不和による
縫製トラブルだったのかも知れません(個人的な感想で確証は無し)


合皮って意外と奥が深いかも・・・


また一つ勉強になりました。




長くなって文章があやしくなってるかも・・・すみません。



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Posted on 2013/04/22 Mon. 22:04  edit  |  tb: --  cm: 0  

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