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針穴厳禁 

どんな服でも一発で綺麗に縫えれば全く問題ないのですが、
現実問題として失敗とかやり直しはつきものですよね。

一般的な布帛やニットであれば何度も縫い直すことが出来ますが、
一度縫い損じてしまうとやっかいな生地もあります。

それが皮革・ビニール生地・エナメルや合皮などのコーティング系生地。


一度針が通ると穴が開いたままで全くの元通りに戻すのはほぼ不可能。
(ある程度までなら回復できるものもありますが)


今回の実験では合皮を使用。

①まずはミシン針テスト。
合皮を含む皮革類を縫うときは皮革用のミシン針を使用します。
普通針と革用針
上が普通針、下が皮革針での直線縫い。
普通針は言ってみれば極端に尖った円錐を突き刺しながら縫う感じ。
それに比べ皮革針は先端がナイフのようになっており、スパッと切りながら
縫っていく感じ。

普通針でも縫えますが、写真を見れば分かるように皮革針に比べ縫い目が
あまり綺麗ではありません。(無理やり力で突き通す縫い方のため)

*ちなみに写真の下端に針穴が写ってますね(縫い損じで糸を解くと
こんな感じでずっと針穴が残ってしまいます)


②釦ホールテスト
針穴厳禁 001
普通に釦ホールがありますが・・・


針穴厳禁 002
ムニュ~ンと横方向に引っ張るとご覧のように釦ホールの方は
縫い目(針穴)と生地にプツプツと隙間が出来ます。
これでは長時間・長期間横に引っ張られる状態が続くと厳しい…

針穴厳禁 003
これ以上引っ張ると釦ホール部分だけ引きちぎれそうな感じに。


ちなみにこの釦ホールはヒモの通し口として使用するのですが、
この合皮で製作した衣装は着用時にかなり横に引っ張られる状態となるため、
このままでは耐久度が低いと判断して最終的には切り込みで
対応しましたけど。


このように針穴が残るという理由だけでなく他の意味でも針穴厳禁な
場合があります。

こういった針穴厳禁の生地の縫製は手順や仕様を慎重にしないと
後でとんでもない事になりかねないので大変です。


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category: 試作・実験

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Posted on 2011/08/19 Fri. 20:00  edit  |  tb: --  cm: 0  

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